システム運用管理の目的とは

事業版を安定化させる為にも欠かせません

新しいテクノロジーやトレンドが、次から次へと登場しています。企業を経営していく上で、業務の効率化や生産性の向上を図ることは必要不可欠なことです。企業が国境を越えた活動を行うのは、当たり前ともいえる時代に突入しました。収益力を一層強化し、事業基盤を安定化させる為にもITシステムは絶対に欠かせません。ITシステムをトラブルや不具合によって停止するのを防ぐのが、システム運用管理と呼ばれるものです。スケジュールに従って、システムが期待した通りに稼働するよう、エンジニアによって管理されます。メインとなる作業はデータの管理やバックアップ、稼働状態のチェックや障害からの復旧等です。

基本運用やバックアップ対応等4つの項目があります

システム運用管理には、主に4つの項目があります。1つ目は、基本運用です。システム自体ではなく、周辺装置の運用管理を行います。ネットワークやログを監視し、不正がないかをチェックしなければなりません。サーバの動作に異常があった場合、業務に支障が出る可能性があります。2つ目は、バックアップ対応です。サーバには、多数のデータが残されています。それを保存するだけではなく、管理しなければなりません。予めどこまで保存するか、範囲を決めた上でスケジュール計画を作成します。バックアップした媒体は、一か所で保管する事はありません。分散して保管した上で、厳重に管理されます。3つ目は、備品管理です。電算室にはバックアップ媒体をはじめ、外部ストレージ等も保管されています。システム本体だけに限らず、端末の備品も管理しなければなりません。種類や個数、在庫に誤差がないかを調べることも、システム運用管理に含まれます。4つ目は、資産管理です。ITシステム自体が、資産に他なりません。サーバをはじめとしたハードウェアやソフトウェア、ドキュメント等を一体で運用する事によって収益力の強化、売上増を狙う必要があります。いわば会計上の資産として、管理を行わなければなりませんから細かい構成についても、記録しておくことが大切です。

年々クラウド化が進む傾向にあります

業務システム自体を、クラウド化や自動化する企業が増えています。自社でそれを所有した場合、膨大な費用を負担し続けなければなりません。システム運用管理をクラウド化すると、事務作業の多くが自動化されます。業務の効率化やコスト削減に繋がりますので、ライバル社と差をつけたい企業にとって、システム運用管理するメリットは非常に大きいと言えるでしょう。